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いちがや通信 2017.8
 




人生100年時代を考える   佐藤美穂子





ベストセラーにもなった話題の本「ライフシフト100年時代の人生戦略」
(著者:ロンドン・ビジネススクール教授のリンダ・グラットン氏)。


先行き不透明な時代ですが、
この本には従来の生き方や価値観を大きく変える必要性が書かれていて、
これからの時代を生きる指南書と言われています。


今回はこの本に何度もでてくるキーワードとともにその内容をご紹介しながら
100年ライフについて考えてみたいと思います。


「長寿を厄災とするか、恩恵とするか」


この本によると、私の年代(ビートルズが解散した頃です)の平均寿命は96歳、
そして2007年生まれの子供たちの約半分の平均寿命は107歳だそうです。


そう、これからは人生100年なのです。


今まで、60歳で定年、65歳まで再雇用、そして老後…
それが当たり前だと思っていました。


でも平均寿命はどんどん延びていて
老後が長くなっています。


「人口減少」「年金崩壊」「老後破産」「長生きはリスク」・・・


こういうネガティブな言葉を目にするたび、
あー長生きなんでしたくない、と思っていました。


この本で著者は今までの価値観のままだと長寿が
「厄災」になる可能性が高いと言っています。


そして厄災ではなく恩恵に変えるためにはまず、
人生のステージを変える必要があると述べています。


「3ステージの人生からマルチステージ゙へ」


私たちの親世代の人生はほとんどの人が
教育→仕事→引退というステージを歩んできました。


それぞれのステージには同じ年代の人たちがいて、
年齢とステージの間にきれいな対応が見られました。


ところが人生100年になるとこれが崩れます。
長い人生ということに加え、
これだけ変化の速い時代となると、どこかで学びなおしたり、
キャリアチェンジをする必要がでてきます。
若い時に学んだ知識やスキルがずっと使えるわけではありません。
それが顕著なのがITの世界だそうです。


3ステージの人生に取って代わるのが
マルチステージの人生です。
そこでは様々な世代が混ざり合います。
教育は必ずしも若者だけのものではなくなり、
65歳になった一律定年ではなくなります。


また、マルチステージの人生になると、
夫婦関係や家族の在り方も変わってきます。


まず夫婦のどちらかが仕事を離れて学ぶためには、
共働きである必要があります。
このことは男性にとっても女性にとっても良いことであると著者は言います。
男性は、人生が長くなって
男性が長い時間養わなければならないというプレッシャーから解放され、
女性は家に閉じこもるだけでなく社会との接点をもち、
自分自身を成長させることができる。


共働きというと女性の大変さばかりがクローズアップされがちですが
「女性が働いていない状態で、最大の損失者は男性なのです。」
という男性側からの視点はちょっと新鮮でした。


「無形資産の形成」


長寿を恩恵にするために重要なのが「無形資産」だと
著者は述べています。
わかりやすくいうと、
まず、長く働くためのスキルを身に着け、
そのためには健康と仲間を大切にし、
時代の変化に自分を対応させていくことが大事だということです。


この中でも特に重要な要素が健康です。
長く働くためには、やはり健康であることが大前提。
また良い人間関係を持っている人は健康に過ごせます。


健康といえば、最近こんな記事を目にしました。
健康管理に気を使ってきた人とそうでない人が
同じ自己負担割合なのはおかしいという「健康=自己責任」があるそうです。


増え続ける医療費をなんとかするために、
運動したかどうかの努力により掛け金を変える仕組みも考えていられているとか。


もちろん、健康には努力以外の要因も関係していますが、
「あなたが不摂生でいることに財政はいつまでも寛容でいられない」
という言葉には思わずドキっとしました。


ちなみに、この本には1945年生まれ、1971年生まれ、1998年生まれの
3世代の人物が登場します。


1945年生まれの人たちは、3ステージの人生でなんとか逃げ切れそうです。
1998年生まれの人達は、これから働き始める世代ですから、
初めから100年ライフを前提としたキャリアの築き方をするでしょう。
ミレニアル世代とかデジタルネイティブとか言われていますが、
柔軟性もあるし、多様性を受け入れる能力も少なくとも我々世代よりは高いでしょう。


実は一番むずかしいのが私たちの世代だそうです…。


「リクリエーションからリ・クリエーション」


余暇はリクリエーション(娯楽)ではなく、
学び直したり、自己を再構築するために使うようになっていきます。


そのためにはいつでも誰でも学べるような体制が整っていなければなりません。
日本でもgaccoなど、無料で学べる講座があります。
リカレント教育(学校を終え就職した後も、必要に応じて教育を受けること)を
実施している大学もあります。


そして、学ぶために仕事を離れ、その後、復帰しやすい体制を
社会や企業が整えることも必要です。
日本でも最近は一度退職した社員の復職を認めたり、
ダブルワーク、副業、認める企業も増えていて、「複線型ワーク」が注目されています。


まとめ


国立社会保障・人口問題研究所が4月に
「日本の将来推計人口」を発表しました。


日本の人口は2010年の1億2806万人をピークにその後は急激に減少していき、
53年には1億人を割り、65年には9000万人を下回ります。


人口減少の大きな要因は少子化ですが、
少子化対策には日本だけでなく、どの国も苦労しているようです。
ただ人口が減るだけではなく、
人口の年齢構成が大きく変わります。


それを示しているのが人口ピラミッドです。
2060年にいちばん多いのは86歳で女性だけでも70万人強。
それに対して産まれてくる赤ちゃんは20万人。


今後確実なのは生産年齢人口が減ること。
そこをどう補っていくのかが課題です。
移民をいれるのは日本ではハードルが高そうです。


となると「ライフシフト」にあるように
女性の労働市場への参加促進と高齢者の活用は必然の流れなのです。



このような現状と未来を考えると、
働き方、意識、人生設計など変化させていかなければならないようです。
生物の進化の過程において、生き残るものは決して強いものではなく、
周りの環境に合わせて変化できるもの、と言われます。
難しいことですが、
ただ時代に流されるだけではなく、
しっかりぶれない軸を持ちつつ変化し、
これから迎える長寿社会を「恩恵」にしましょう!










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