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事務所通信



いちがや通信 2014.6月号
 

 あれから2か月   by 柳 孝之 


 
17年振りに消費税率が引き上げとなって、
早いもので2か月が過ぎました。


皆様は駆け込み買いをしましたか?

私は

「トイレットペーパーでもまとめ買いしとくか!」

なんて思いましたが、面倒になってやめてしまいました。


あ、娘の通学定期は急いで3月末に買いましたよ。


それ以外では、マンションの大規模修繕が
天候不良のため3月下旬まで延び、

「引き渡しが4月になったらどうしよう…」

と隣近所と心配していましたが、
無事、3月中に引き渡し完了となって、
5%の消費税をお支払しました。



多少のドタバタはあったものの、
私の周囲は意外と普段通りの感じでした。


さて、8%導入後、
世間はどんな感じなのでしょうか?


日経新聞の記事を追ってみましょう。



1.意外と順調?〜個人消費編


≪5/1日経新聞≫


消費の落ち込みも「想定内」との声が強い。
スーパーの食料品等の売上は4月に入って前年を 
下回っているものの、4月後半にはマイナス幅が縮小。

大手百貨店も「売上の減少は週を追うごとに縮んでいる」と指摘。


≪5/2日経新聞≫


・ビックカメラ

4月の売上は前年同月比1割程度の落ち込み。
「落ち込みは想定より小さい」


・トヨタネッツ店

4月新車販売台数は前年同月比マイナス5.5%。
8か月ぶりに前年実績を下回るも「足元の販売減は
想定の範囲内。3か月程度で前年水準を回復するだろう」


・スーパーいなげや

4月第2週から売上は前年比プラスに転じている。


・セブンイレブン
 4月でも前年を上回る売上高を確保。



≪5/11日経新聞≫


増税前に買いだめできないサービス消費の勢いは強い。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは1月に値上げ、
4月に消費税分を転嫁したが、
4月の入場者数は前年を上回る。 



≪5/18日経新聞≫


日経新聞調べでは、消費増税に伴う「反動減」の影響は
6月までとの回答が3分の2を占めた。

経営者が消費の先行きに楽観的な見通しを
していることが分かった。



≪5/22日経新聞≫


スーパー店頭での食品や日用品の価格が上昇している。
日経が主要80品目の税抜価格を調べたところ、
8割近くの品目で3月より4月の平均単価が高くなっていた。

 
消費増税後は消費者の購買意欲が冷え込み、
小売店の値下げ競争が過熱するとの見方があったが、
想定より反動減が小さかったため、スーパー各社は特売を抑制。

メーカーの値上げも徐々に浸透しているようだ。



いかがでしょうか?

 
消費税だけでなく税抜価格も上昇しているようですが、
個人消費に目立った落ち込みはない、 

という結論でしょうか。


前回の消費税増税時(1997年)は、
増税以外にも秋に山一證券などが倒産する金融危機がありました。

社会全体に閉塞感がありましたよね?
(当時銀行員だった私も大変でした…)


当時と比較すると、今回の影響はやはり軽微なのでしょう。


ただ、日経などでは「賃金の上昇もあり、混乱が少ない」といった論調もありますが、
これはちょっと「?」かも。


増税前に高額商品が飛ぶように売れたなどの報道もありますが、
一般消費者には他人事のような気がします。


現実的には「長引く不況の影響でもともと消費意欲は低迷しており、
増税以前も以後もマインドはあまり変わらない。

節約しつつも必要なものであれば購入する」
といった感じなのではないでしょうか?



2.予想以上の負担増?〜事業者編


次に、消費税を実際に納付する事業者はどうでしょう?


消費税の負担者は「個人消費者」です。
しかし、納税義務者は「事業者」ですよね?


法人や個人事業者は、個人が負担した消費税を預かって
納付する義務があります。

だから消費 税は「預り金」だというのです。


でも、いくら性質が「預り金」だからといって、
お金に色はありません。
 

日常の運転資金として使っているのが現状です。


そして納付の時に


「え?こんなに…」


となるのです。


消費税は即効性のある節税方法がない税目です。


(法人税なら、期末月に年払いの保険に加入して、
利益を圧縮するなどの方法がありますよね)


 日ごろからの準備が必要です。


具体的に考えましょう。


消費税は「預かった消費税」から「支払った消費税」差引き、
残額を納付するシステムです。


(例)消費税率5%の時
 売上10,500円(うち消費税500円)
 経費5,250円(うち消費税250円)
 

売り上げにより預かった消費税が「500円」、
経費の支払で払った消費税が「250円」。


この会社が納付すべき消費税は

「500−250=250円」
です。


8%になるとどうなるでしょうか?


(例)消費税率8%の時
 売上10,800円(うち消費税800円)
 経費5,400円(うち消費税400円)


納付すべき消費税は「800−400=400円」です。


え?


と思うかもしれませんが、まったく同じ取引でも、
納付すべき消費税は1.6倍になっているのがお分かり頂けますか?


(消費税が10%になったら、当然2倍になるのです)


そりゃそうですよね、

ここの納税額が増えないと国庫に入る税額は増えないのですから…


事業者の皆さんは今まで消費税を何回も納付していると思います。


「自分の会社の消費税は大体年間○○万くらいだな」
とわかっていますよね。


今後はその1.6倍の納付額になるのです。

急に現実感が湧いてきましたか?


消費税は中間納付があるから、
決算時はそんなに支払わなくていいんじゃないの?


そんな風に考える方もいらっしゃる方もいるかもしれません。


しかし中間納付の額は
「前年度の消費税年額の1/2(納税額が多い方は1/4ずつ3回払う)」


前年度の消費税って5%時代の税額です。


その半分を収めていたって8%で計算した税額は、全然足りないんです。


来月6月は、4月で決算を迎えた法人が税務申告をする期限。

いよいよ8%の税額の計算が始まります。


増税を実感するのはこれからです。



法人、個人事業主の皆様は、
これからの納付税額アップに備えていってください!






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